阿部将一のブログ

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imaseさんの曲が海外でヒット!J-POPは世界にウケるのかを考えてみる

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もくじ

・imaseという音楽アーティストが海外で人気!

TikTokでバズらない新曲はリリースしない⁉︎

・日本のアニメも音楽も問題は欧米でヒットするかどうか

・imaseの音楽が海外でヒットした要因の一つはK-POPアーティストのおかげ

K-POPが世界でヒットした理由、J-POPが世界でヒットしない理由

・日本の昭和ポップが海外でヒットした理由

・サブスクが音楽の時間を越えさせる!

 

✅imaseという音楽アーティストが海外で人気!

youtu.be

realsound.jp

"2021年に自身の楽曲がTikTok上で大きなバズ"

たしかににこの「NIGHT DANCER」という曲、TikTokで聞いたことがある気がします。今や音楽をヒットさせるのにTikTokが大きな役割を果たしています。

TikTokでバズらない新曲はリリースしない⁉︎

youtu.be

avex松浦会長のYouTubeで「なるほどな」と思ったんだけど、エイベックスがアメリカに事務所を置いたAvex USAのプロデューサー曰く「作曲したらまずTikTokに流す。TikTokで人気が出なかったら人気が出ないのでリリースをやめる」とのこと。TikTokが無料のテストマーケティングの場になっていて、その効果は絶大でしょう。TikTokは人々の生活に密着していて、あまりにもリアルすぎるからね。

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TikTokは完全に生活の一部になったし、依存度がめちゃくちゃ高い。眺めている間に1日が終わってしまう。それくらい優れたUI、アルゴリズムなのだけど、それは若い人ならなおさらでしょう。

だからTikTokで繰り返し流れる音楽はユーザーの耳に馴染んでいく。TikTokの1投稿に合わせてキャッチーなサビを作るのも合理的だ。

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✅日本のアニメも音楽も問題は欧米でヒットするかどうか

また、日本のシティポップや昭和ポップが海外の一部で流行っている。海外というより東アジアだけのような気がするけど。それはビルボードの世界ランキングで1位をとったYOASOBIも同じ。

ただ、J-POPには可能性をものすごく感じる。問題は欧米人にハマるかどうかだと思う。J-POPは世界で異質な音楽なので欧米人の耳に合うかは結構難しい。この「欧米で流行りにくい」っていう現象は日本アニメと似ている(アニメの方が欧米人にハマりやすいと思うけど)。

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欧米人はアニメを見ることに慣れていない。アニメは子供が見るものと偏見され避けられている。だからアニメの実写化が行われる。

しかし、この「まだまだ見られていない状況」は逆に言えば市場を広げられるという伸び代があるってことでありチャンスだ。それはJ-POPも同じ。J-POPやアニメに限らず、日本のカルチャー、コンテンツは質が高かったり、海外から見れば異質だから個性的として評価される。海外は個性的であることが好まれるからね。だから今後はそのチャンスを活かせるかが重要になってきている。作ることじゃなくて、どうやって広めるかがポイント。

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✅imaseの音楽が海外でヒットした要因の一つはK-POPアーティストのおかげ

imaseさんのヒットの要因の一つはK-POPアーティストの影響が大きいらしい。世界的なK-POPアーティストがimaseさんの曲を歌ったり踊ったりしたことで韓国を中心に人気が出たようです。

BTSのジョングクさんがインスタライブ(?)で歌っていて「こういう曲を作らないと!」とベタぼめしたとか!

これにはimaseさん本人もビックリ😵

↓imaseさんは韓国でも大人気で、彼の曲を使ったダンス動画が投稿されてるとか!

僕はK-POPを聞かないが、外国人のYouTubeを見ているとK-POPを聞いている人が多く、ハードコアなヒップホップリスナーである黒人たちの中にもK-POPを聞いている人がいる。それだけ認められているってことだろう。

f:id:shoichi_abe1024:20230625223653j:image(引用:J-POP vs K-POP、国内市場は10倍なのに海外での認知は十分の一|世界でエンタメ三昧【第94回】 | TORJA)

K-POPが世界でヒットした理由、J-POPが世界でヒットしない理由

僕が思うに、K-POP成功の理由は欧米のジャンルで制作、活動しているからだろう。ヒップホップやR&Bなど欧米の音楽に合わせて英語で歌う。欧米人からしたら敷居が低い(ところで韓国独自の音楽ってあるのだろうか?知らんけど)。

対して、J-POPは日本独自の音楽だ。これがなかなか欧米人に合わない。一方、比較的に日本人と感覚が近いアジアではウケる。もちろん、J-POPはだんだんと欧米にも浸透しているが、まだまだ薄い。

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そしてJ-POPの海外進出の後押しをしているのは日本アニメだ。僕は日本人アーティストが海外のジャンルで歌うアニメ主題歌が世界でめちゃくちゃ人気が出るのではないかと思っている。

その例が『進撃の巨人』の主題歌を担当したSiMの『The Rumbling』だ。この曲は僕自身も好きで、その『進撃の巨人』のオープニングは「これより優れたオープニングは今後2度と出てこない」と思わせるほど完成されたオープニングなんです。

↓外国人の反応。「学生に戻ったかのような感じ!」と言っているようにロックは彼らの音楽ジャンルなので受け入れられやすい。

実際、海外でも好評で、

・米ビルボード・ハードロック・ソング・チャートで6週連続1位を獲得

・ミュージックビデオは公開から1ヶ月足らずで1000万回再生を突破

・ストリーミング配信の累計再生回数は1億回突破(TVサイズ音源とフルサイズ音源の合計)

とのこと。海外で人気のONE OK ROCKもバリバリの英語ロックだし、「アニメ×海外発祥の音楽ジャンル」で日本人アーティストが大人気になる可能性はあると思うんすよね。

f:id:shoichi_abe1024:20230625223924j:image(日本のYouTubeチャンネル『FIRST TAKE』は外国人にも見られている。)

✅日本の昭和ポップが海外でヒットした理由

ちなみに、数年前に松原みきさんの「真夜中のドア」が各国の音楽チャートにランクインしたり、一部の昭和ポップが海外でウケました。「真夜中のドア」はアジアの有名YouTuberがカバーしたことが人気が出た大きな要因のようです。

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↓オリジナル楽曲

youtu.be

↓チャンネル登録者数234万人のインドネシアYouTuberのカバー動画は830万回再生されました!

youtu.be


以前読んだ昭和ポップのヒットの理由を分析した記事の中に面白い記事がありました。昭和ポップはアメリカのR&Bなど海外の音楽を取り入れたものが多く、それをアレンジしていると。だから外国人が昭和ポップを聞くとどこか懐かしい感覚になるというとのこと。もちろん、昭和ポップやシティポップはチル的な落ち着く音楽なので好まれるという独自の長所もあると思う。

✅サブスクが音楽の時間を越えさせる!
そして音楽サブスクの台頭によって、その曲が新しい曲なのか古い曲なのか、どこの国の曲なのかが分からなくなり、聴く側としては良い音楽であれば良いので、いつどこで制作されたかは大した問題ではない現象が起きます。音楽サブスクが時間を超越させているんですね。

 

最近の音楽市場で起きていることは面白いですね。基本的に僕は「起きてる事象は正しい」と思う派なので世の中の流れを勝手に分析してるだけでも楽しいです!

ってことで、今日は終わり!