阿部将一のブログ

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【実体験】契約終了と言われた派遣社員が起こした奇跡

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昨日、レペゼン地球のDJ社長という、日本屈指のインフルエンサーが会社を乗っ取れられたみたい話をして、話題になっていました。

 

『本当のレペゼン地球 解散の経緯について』

https://youtu.be/7YmKFP7vJiQ

 

簡単に要約すると、DJ社長が知人から会社の株を買い戻すことを約束をしていたのに、口約束だったため無視され、楽曲の権利も何もかもが知人のものになってしまった、というようなものでした。

DJ社長はとても優秀な人物だと思いますが、ビジネスのルールは法律なので、その知人の行動が合法である限り、裁判では負けるでしょう。

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社会では法律が絶対的なルールなので、最終的には法律に従って戦わなくてはいけません。(裁判になる前に問題を解決できるなら、その方がいいですが)

 

このDJ社長の出来事について、多くの人が「かわいそう」とか「ありえない!」とか、感情論で発言しています。だけど、法律の前では感情なんてどうでも良いのです。合法か非合法か。それだけなのです。(情状酌量の余地とかの感情に左右される事はあるけれど)

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ところで、僕も「法律的にどうなんだろう?」という出来事を体験したことがあり、DJ社長の件でそれを思い出しました。

その出来事とは僕が派遣社員として、ある会社で働いた時の出来事です。

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当時、僕はある会社で期間限定の派遣社員として働いていました。その期間が終わりそうな時に、別の派遣会社から電話がかかってきました。

 

「阿部さん(僕のこと)に紹介したい仕事があるんです!」

 

僕としては今働いている仕事がそろそろ終わるので、良い誘いだなと思い、仕事の内容を聞いてみました。

仕事内容、賃金、職場などすべての条件が理想的でした。しかし、契約期間に少し問題がありました。

 

派遣会社の担当営業「最初の契約期間は2週間ですが、契約更新される可能性は高いです!」

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とのことでした。派遣社員というのは契約期間が決まっており、更新されるかどうかは派遣先の企業次第です。派遣先の業績が悪かったり、派遣社員当人に問題があれば更新されない場合もあります。もちろん僕は更新されない場合があるのは重々承知しているし、契約更新される予定が2週間でひっくり返ることもないだろうと思い、その仕事を受けることにしました。

ただし、"契約更新の可能性が高い"だけだったので、念のため、契約更新の可能性が高いことを明記した書面をもらっておきました。契約更新されない時に虚偽の勧誘だったとして出そうと思っていたのです。でも、そういう事態にはならないと思ってました。

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さてさて、その新しい職場で働く日になり、早速、同期入社の人と研修を受けました。しかし、その研修で違和感がありました。研修をしてくれた派遣先の社員さんの言葉に違和感があったのです。

 

「短い間ですけど、よろしくお願いしますね!😊」

 

ん?短い間?契約更新の可能性が高い仕事で、更新すれば、さらに3ヶ月以上、少なくても1ヶ月は働くのに、なぜわざわざそんなことを言うのか?

これはまさか…

更新されないかもってこと?

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本当に契約更新されるか不安だった僕は、就業開始3日後に派遣会社の担当営業に電話で聞いてみました。(3日後に聞くというのも遅いが)

 

僕「契約更新って、されるんですよね?」

営業「それがまだ分からないんですよー」

 

 

 

まだわからないんですよー?

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は?

 

 

 

まさかと思っていた事が起きたのです!

就業開始3日前の金曜日に「契約更新の可能性が高い」と言っていた仕事が、就業開始3日後に「契約更新されるかわからない」に変わったというのです。

 

↓まとめるとこうです

金曜日 就業決定の連絡「契約更新の可能性は高い」

土曜日 休み

日曜日 休み

月曜日 就業開始→研修で不安を覚える

火曜日〜水曜日 普通に勤務

木曜日 「契約更新されるかわからない」

 

は?

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「あー、出た出た。最悪のパターンね」と、うっすら予想してた通りになりました。しかし、ここで騒いでもどうにもならんと思い、担当営業との話を終え、その後も普通に働きました。担当営業からの契約更新についての連絡を待ちながら…

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そして契約期間2週間のうちの1週目が終わり、2週目に突入。担当営業からは何の連絡もありません。そして迎えた火曜日の夜、つまり契約終了まで残り3日前に担当営業にメールで連絡しました。契約更新されるのですかと。そしたら…

 

担当営業からのメール

「(僕の同期入社の派遣社員や同じ業務をしている派遣社員たちも含めて)契約更新されない事が確定しました。連絡が遅れて申し訳ありません」

 

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派遣先の都合で派遣社員の契約が更新されないことは、合法ですし、納得がいきます。しかし「契約更新の可能性が高い」仕事が1週間ちょっとで「契約更新されない」ことになるなんてありえるでしょうか?(実際はありえるんだろうけど)

 

仮にそうだとしても、契約更新という超重要なことを自分から連絡してこず、契約終了3日前に派遣社員側である僕から聞いてやっと答えるなんていう派遣会社の担当営業なんてありえへん!

そう思いません?

 

残り3日で転職先を探せというのか?

そりゃあ、探せよという人はいるかもしれないけど、あまりにも理不尽です。納得がいきません。

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ということならば、「よっしゃ!やりあってやろうじゃないか!!」と僕はなったのです。

とはいえ、僕は「これって法律的に勝てんのかな?勝てへんかもしれんな?」と思っていましたけど、このように強く思ったのであります!

 

弱者の一撃を喰らわせてやりたい!

 

※漫画「ワンパンマン」に登場するガロウというキャラクターのセリフです

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今の時代は結構、労働者という弱者が勝つ時代です。コンプラとか厳しいしね。

だから、今の僕に何ができるのか?どこに相談すればいいのか調べてみました。

 

ネットで調べてみると、公的機関や弁護士など、いくつかの相談場所がヒットしました。

ただ、弁護士だと費用がかかりそうなんで、嫌だなとw 弁護士への無料相談はしましたけど。

 

なので、労働トラブルを担当している某公的機関に電話しました。契約終了3日前の昼休みにw

すると、僕のケースに対応するに相応しい別の公的機関を紹介されました。それが東京労働局 需給調整事業部です。

 

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この機関は、派遣事業に関することを担当するところで、ホームページに記載されている通り、派遣労働者と派遣事業者のトラブルの相談窓口なのです。

さっそくここに電話してみました。

 

僕の不満点はこれです

・就業前に「契約更新の可能性が高い」と言って仕事を斡旋したのに、実際は更新されないことは違法ではないのか?詐欺やんけ!

※実際は丁寧に落ち着いて労働局の人に質問しています

 

すると労働局の人は丁寧に聞いてくれて、丁寧に答えてくれました!優しすぎて泣けます😭

 

労働局の人「契約更新される・されないは正直なところグレーです。普通に考えれば悪いですが、違法とかではないですね。契約更新の有無に関する連絡が遅かったことも違法とかではないです」

 

うん、それはそうでしょう。予想はしてました。

しかし、なんとかして弱者である労働者の一撃を大企業に喰らわせてやりたいのです!!!

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すると労働局の人は、こんなことを言い出しました。

 

「しかし、気になる点があります。契約期間が2週間となると1ヶ月未満の契約ですから、"日雇い派遣"に当たるのではないかと思います。日雇い派遣は原則禁止です」

 

な、なんと!

 

「やむをえず日雇い派遣をするためには例外の条件が必要です。」

 

なんかそれ聞いた事がある!

 

その例外の条件はこちらです

①年収が額面で500万円以上

②世帯収入が500万円以上あり、主たる生計者ではない

③学生である

④満60歳以上である

⑤例外事由に該当する業務である(特殊な職種である)

 

当時の僕は、そして今回の業務は、この条件のうち一つも当てはまりませんでした。

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労働局の人「これらの条件に当てはまらない場合、日雇い派遣として働くことはできません。そして日雇い派遣でない場合、一般派遣として1ヶ月以上の契約が必要です。」

 

な、な、なんと!

 

「派遣会社からもらってるはずの就業条件明示書に書かれている就業形態を確認してください」

 

あ、そういうのもらったかもしれん。さっそく確認したところ、就業条件明示書の就業形態欄は空白でしたw その後、派遣会社の営業に確認したところ、日雇い派遣だとのことでした。ということは、僕の場合だと派遣法違反(?)になります!

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つまり派遣会社が僕を

日雇い派遣として雇ったならば、僕が例外事由に当たらないので違反

日雇い派遣ではなく、一般派遣として雇うならば最低でも1ヶ月の契約が必須で、僕が実際に働いた2週間を除いた残り2週間ほどの勤務が新たに必要になります

ということです。

 

これを僕が知ったのは最終勤務日ですw

さて、ここからが僕の反撃です!

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と、そのまえに、この事実を僕と同期入社した他の派遣社員たちに伝えてみました。

僕と同じ日に入社し、僕と同じような条件だろうと思ったからです。

 

すると、みんなはこう答えました。

 

「派遣会社に言っても良い結果にはならないんじゃないの?」

「そういう扱いを受けるのが派遣社員だからねー」

 

 

は?

 

 

他の派遣社員のこの反応を聞いて、僕はメチャクチャムカつきました。お前ら、どこまで負け犬なんだ。どこまでマイナス思考なんだと。勝つか負けるか、結果がどうなるかという前に、自分が理不尽なことをされても黙ってるのかと、怒りがこみ上げたのです!🔥🔥🔥

 

お前ら、弱者の一撃を喰らわせてやりたくないのか?と。

(多くの人はそう思わないみたいw)

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さて、いよいよ戦争の時間です。

 

まず、派遣会社の担当営業は、ただの下っ端なので相手にしても仕方がありません。時間の無駄です。できれば上司、役職で言えば部長クラスを出したいところです。

 

それについては労働局の方からアドバイスを受けました。

 

「就業条件明示書に書かれている派遣会社の相談窓口になっている人に相談してください」と。

 

ふむふむ。相談窓口になっている人は独立性がありそうだし、役職も高そうです。実際の就業条件明示書を見てみました。

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相談窓口になっているのは、その派遣会社の支店長でしたwwwwwwwwwwww

相談窓口がその支店のトップwwww

これは効果ありそうだ!wwww

 

そして、契約期間最終日の夕方に派遣会社に電話しました。

 

派遣会社の人「はい!株式会社〇〇です!」

僕「お世話になります。私、御社の派遣社員として働いている阿部と申します。就業について相談をしたく、相談窓口の担当者である〇〇支店長に繋いでいただけますか?」

派遣会社の人「〇〇はただいま席を外しておりますので、折り返しをさせます」

僕「よろしくお願いします」

 

その2時間後くらいに支店長から電話があったので、事情を説明しました。

すると、「弊社の社労士と相談して再度連絡します」とのことでした。社労士は労働についてのプロですね。

ここは待つしかありません。どういう返答が来るのでしょうか?

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すると次の営業日に支店長から電話がありました。

 

結論から言うと、すべて僕の言う通りで、日雇い派遣の例外事由に当てはまるかどうかの確認も怠っていた事が分かったと言うのです。

ま、そうだろうなと。

で、この後どうするんだろうか?

 

すると、

 

支店長「日雇い派遣ではなく一般派遣として1ヶ月再契約させていただいて、働いていない残りの2週間分の給料は、1日分の給料を満額支給×10日分支給にさせていただきます」

 

 

 

 

よっしゃーーーー!!!

優勝やーーーー!!!

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こんなことあるんですね。最高の結果です。

働いてない2週間分も満額支給されるなんて!😭

実際、その後、言った通りの給料がしっかりと支払われていました。働いていない分は休業手当としてカウントされていました。

 

戦ってみるもんだー🙌

理不尽と戦ってみるもんだー😭

って思いました。

 

「派遣会社に言っても無理」「良い結果にはならない」と言っていた同僚に知らしめてやりたいです!

(実際は連絡先が分からず伝えられない)

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というわけで、僕はそんな出来事を体験したわけです。

この体験から学んだことは…

 

✅自分が納得がいかない事があれば、とことん突き詰めろ!

✅世の中は最終的には法律がすべて!法律上、どうすれば勝てるかを考えろ!

✅やられたらやり返す!100倍返しだ!

✅戦い方が正しければ、弱者でも強者に一撃を喰らわせられる!

 

です。

 

日本では何か問題があっても泣き寝入りする人が多いかと思います。周りの空気を読んだりとかして。しかし、それは間違いです。何か悪い対応をされたり、納得がいかない事が起きたら、正しい方法で対応すべきです。はっきりと主張すべきです。

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冒頭に述べたDJ社長の対応は間違っています。感情論でどうこうではなく、ビジネスの問題であり、人生の問題なのだから法律的にどういう対応ができるのか、法律的に勝てるのかを考えるべきです。

少なくとも裁判で争ってる時期に音声データの証拠をYouTubeで公開するなんてのは、裁判を不利に動かします。やってはいけません。

 

法律を知り、戦い方を模索するのはとても大事です。

感情論や憶測だけで生きていては真実が見えず、損をするばかりですからね😊

 

そういうことで以上です!

 

 

 

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