阿部将一のブログ

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漫画が人類最高の娯楽である理由とは?岡田斗司夫さんが語る『ベルセルク』

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岡田斗司夫さんのYouTubeは学びが多い。今回見たYouTubeは超名作漫画『ベルセルク』についての切り抜き動画だ。

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【ベルセルク】未完で終わった不朽の傑作。偉大なるマンガ家 三浦建太郎先生が遺したもの【岡田斗司夫/切り抜き】 - YouTube

 

僕自身もベルセルクが大好きで、漫画の中でも最高峰だと思う。悲惨すぎる生々しいストーリーと、他の追随を許さないほどの美しい画力がある。

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その極太なストーリーは僕の人生にも影響を与えてくれた。しかし作者である三浦建太郎さんが2021年5月6日に54歳という若さで亡くなってしまい、おそらくベルセルクは未完として終わってしまうと言われている(プロットさえ残っていれば残されてスタッフによって最後まで造られる可能性があり、僕も終わらせてほしいと思っている)。

ベルセルクは海外でも人気で、三浦さんが亡くなったときには、オンラインゲーム上で世界中のプレイヤーがベルセルクの主人公ガッツを模した暗黒騎士の姿をして哀悼の意を表したりした。

 

急逝した漫画家の三浦健太郎氏を悼み、北米FF14ゲーム内でプレイヤーが暗黒騎士で集結 | ◆めっつぉ:スクエニ&ガジェットニュース

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そんなベルセルク岡田斗司夫さんも絶賛していて、先ほど紹介した岡田さんの切り抜き動画のベルセルク評はとても共感できた。

 

①ストーリーが全然進まないベルセルク

これはベルセルクあるあるで、ベルセルクは「ヤングアニマル」で月一連載だが休載が多く、単行本は年に一冊出されれば良い方で、数年に一冊のペースで発行されていた。だから、岡田さんの言うように「あれ?今どういうストーリーで、誰と戦ってたっけ?」と、前の単行本を読み返すことに毎回なる。恒例行事である。

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三浦建太郎さんの苦しみを推察

ベルセルクがここまでの傑作になったのは、岡田さんが言うように序盤の黄金時代編から最初の蝕までのストーリーがあまりにも完璧すぎたからだろう。岡田さんに言わせれば「作者の限界を越えた異常な完成度」だ。

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その反面、それ以降のストーリーはただ長いだけの退屈なストーリーになってしまったとも思える。これは岡田さんが言うように、どのアーティストにも言える話で、過去の栄光や傑作を越えなければいけないという宿命であり、苦しみだ。その苦しみに三浦さんは囚われていたんじゃないかと思う。

 

その他、岡田さんのベルセルク評には納得しかないので、ぜひ切り抜き動画を見てほしい。

 

ベルセルクはアニメ化もされています!

で、この岡田さんの切り抜き動画で、最も感銘を受けたのは、ベルセルクから少し離れるんだけど「なぜ岡田さんは漫画を愛するのか?なぜ漫画はすごいのか?」という問いに対する答えだ。岡田さんはこう答えた。

 

「1人の人間の才能の搾り方が他のエンタメとは違いすぎる」と。

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他のエンタメ、つまり映画にしろ、音楽にしろ、小説にしろ、テレビにしろ、美術にしろ、漫画作家ほどの重労働を長期間行うクリエイティブな仕事はない。漫画家、特に週刊漫画雑誌を担当する漫画家になると、1作品に対して1日16時間、週7日労働を5〜6年間、もしくはそれ以上長い期間行うことになる。こんな過酷な創作活動は村上隆でも、ゴッホでも、歴史上のあらゆるアーティストは行っていない。1作品にそこまで命をかけていない。そんな、1人の才能を極限まで搾り取って生まれた漫画という作品は、岡田さん曰く「人類が生み出した最大の娯楽」だという。他のエンタメとは別格。これには僕も納得しかないし、だからこそ海外でもそのすごさが伝わり人気を得ているのだろう。

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岡田さんは語る。

 

「そんな天才たちの作品が大量に毎週発表されるラッキーな日本という国の、ここ50年くらいの歴史の中に僕らはたまたま生まれている」

 

たしかに、そう考えると僕らはラッキーな国と時代に生まれたことになる。僕は漫画・アニメの初心者だけど、これからも日本の漫画やアニメを楽しみたいと思う。

 

おわり。

 

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