阿部将一のブログ

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園児置き去り死亡事件、アメリカのアナログな対策に考えさせられる

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園児や小学生の送り迎えをするスクールバス。日本では園児をスクールバスに置き去りにしてしまい、その園児が熱中症などで亡くなってしまう悲惨な事件が起きている。

 

運転手が最後にチェックをする、センサーを置いて置き去りに気付くようにするなど、様々な対策が考えられるが、海外ではどのような対策が行われているのか?何事もゼロから考える必要はなく、他国で行なっていることをそのまま真似して解決することもある。特に、スクールバスの印象が強いアメリカは子供の置き去りにどう対応しているのか?その対策は意外にもアナログなものだったが、確実な対策だった。

 

『幼稚園バス3歳児置き去り死、防ぐには? 「スクールバス王国」アメリカ 安全策は意外にアナログ でも確実』

https://www.autocar.jp/post/856674

 

"スクールバス王国、といえるアメリカでは小学校1年生(5歳~)から17歳まで約9割近くの児童生徒は自家用車またはスクールバスを利用して登校する。"

 

"アメリカのスクールバス製造会社大手「ICバス」が標準装備している「Leave No Student Behind」(後ろにいる子どもを置き去りにしない)"

 

なんと、アメリカも日本と子供の置き去りを問題視していたのだ。その対策は「エンジンキーを抜くとブザーがなり、車内の最後部にあるボタンを押さないとブザーが止まらない」という、めちゃくちゃアナログなものだった!

f:id:shoichi_abe1024:20220913204336j:image↑これ

 

運転手はボタンを押すために必ず最後部まで行くので残された子供に気付く。めちゃくちゃアナログだが、めちゃくちゃ確実な方法なのである。

 

何事も「気をつける」「降車時に確認する」というのは確認システムとして成り立っていない。忘れたり、省けるからだ。必ずその手順を踏まないと終われないようにするのがシステム化だ。「間違えないように気をつける」という精神論は馬鹿がやることだと思う。しかし、日本の場合、そのような精神論が多すぎる。気をつける、忘れないようにする、頑張るなどなど。今回、アメリカのスクールバス置き去り対策を知って、システム化の大切さ、日本の感情論ぶりを改めて感じた気がする。くだらない精神論で子供の命がこれ以上失われないことを願います。

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