阿部将一のブログ

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アメリカで起きている銃乱射事件。なぜ銃規制は進まないのか?

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#アベプラ

4chan】管理人ひろゆきを直撃!銃乱射事件の動機に?無法地帯化でキケンな場所に?

https://youtu.be/z9skjGDCcss

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『米乱射、匿名掲示板「4ちゃん」が影響か 犯行声明「真実学んだ」』

https://www.asahi.com/amp/articles/ASQ5N3W04Q5NUHBI005.html

 

今、アメリカで銃乱射事件が頻繁に起きている。その実行犯の1人が英語圏の匿名掲示板「4chan」に影響を受けたと言っているそうだ。この掲示板は、ひろゆき氏が買収したサービスと言われていて、ひろゆき氏も捜査対象になるのではと言われている。そのひろゆき氏がメインMCとして出演しているニュース番組『アベプラ』でもアメリカの銃乱射事件が取り上げられた。

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驚くべきはその数字だ。

 

・今年は5月下旬までだけでも、すでに213件の銃乱射事件が起きている

・1日1件以上のペースで銃乱射事件が起きている

・学校での銃乱射事件も30件以上起きていて増加傾向

・2020年には、10代以下が交通事故よりも銃撃によって死んでいて、死因のトップに

・銃の製造量がこの20年で3倍に

 

番組では、映画評論家として有名で、アメリカ在住の町山智浩さんが出演し、その実情を語った。

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アメリカでは人口よりも多い4億丁もの銃があるという。銃を買える量にも制限がなく、個人で何丁も買う人もいる。州によっては銃規制がゆるく、18歳でも買えてしまい、犯罪歴や精神疾患なども調べられずに、スーパーマーケットなどで手軽に買えてしまう。身を守るために銃が必要だと言っても、今回の事件で使われた、戦争で使うようなライフル銃はいらないだろう。

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ではなぜアメリカで銃がなくならないのか?その理由の一つに全米ライフル協会の存在がある。銃を愛する会員が500万人にいて、年間200億円ものお金が政治家に流れて、銃規制を厳しくするような法案を通させないようにしている。その他にも「自分の身は自分の身で守る」というアメリカ人のバックグラウンドも銃規制反対に影響している。また、一般社会から銃を取り上げても犯罪者だけが銃を持っていたら無防備になってしまうという意見もある。

 

アメリカでは銃乱射事件があるたびに銃規制の話が上がるが、結局それらの理由により銃規制の話は弱まってしまう。これは1999年に起きたコロンバイン高校銃乱射事件から変わってない。

f:id:shoichi_abe1024:20220530193842j:image(コロンバイン高校銃乱射事件現場のカメラに映った実行犯)

 

コロンバイン高校で起きた乱射事件では教員1名、学生12名が死亡し、犯人2人も自殺した。当時はかなりショッキングな事件だった。その時も銃規制が叫ばれたが、次第にその声は聞こえなくなっていった。

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多くの一般市民が死んでいるのに銃規制がまったく進まない異常な国アメリカ。その姿を描いたドキュメンタリー映画ボウリング・フォー・コロンバイン』は、監督のマイケル・ムーア全米ライフル協会の当時の会長に嘘をついてインタビューをしたり、銃の普及率が高いのにアメリカほど事件が起きていない隣国のカナダを取り上げたり、大手スーパーマーケットと交渉して銃販売をやめさせたりなど、銃社会を皮肉る傑作になっているので是非見てほしい。アメリカ社会の馬鹿馬鹿しさを理解できるだろう。

アメリカでは銃が出回り、家庭内にも銃がある場合が多いので、小中学生が親に内緒で銃を盗み持って学校に持ってきてしまうこともあるという。実際、盗み出した銃の暴発などで子供が死ぬ事件も起きている。

これほどの悪影響がありながら、アメリカでは銃規制は進まないし、反対する人も多いし、銃規制を行うのは政治・経済システム的に不可能に近い。仮に銃規制が進むとしても何十年もかかると言われている。日本人には考えられないほど、銃社会アメリカの闇は深い。ちなみに、オーストラリアでは政府が銃の買取などをして、1年間で個人所有の銃の2割にあたる約65万丁を買い取り、銃の総量を減らし、事件や自殺の減少につながったという。とはいえ、アメリカでは難しいと思う。

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そしてアベプラでは『4chan』の悪影響をアメリカのメディアが取り上げてると伝えた。『4chan』ではQアノンなどの偏った思想を広げる要因になっている。アベプラでは「4chan」だけが悪いというような伝え方がされていたが、TwitterFacebookなどのSNSや他の掲示板でも悪影響はあり、同じだろう。4chanも他のSNS掲示板も違法性があるような投稿はその都度削除しているので、町山さんの言う「4chanだけが悪い」というような論理は通じない。

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僕が思うに、社会に銃はいらない。自己防衛のためならば銃に変わるスタンガンなどの道具があるし、少なくとも小型の銃だけを売り、それを徹底的に管理するべきだろう。ていうか、銃を認めてない国も多いから社会は成り立つはずだ。個人的には一刻も早く銃規制をすべきだと思うが、アメリカ人の多く、というより、金を持った一部のアメリカ人は銃規制を望んでいないから銃規制は進まないのだろう。銃は指を動かしただけで一瞬で何十人も殺せる非常に殺傷能力が高い武器だ。そんなものは社会には入らないと思う。

 

最後に、頻繁に起こる銃乱射事件について「もううんざりだ!」と記者会見場で激怒したNBAウォーリアーズのカー監督の言葉を紹介したい。彼も海外で起きた銃撃事件で父親を亡くしているそうです。

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【動画】「言い訳も黙祷ももううんざり」NBAの監督も銃規制が進まない現状に怒り 21人死亡の米・銃乱射事件 | TBS NEWS DIG

 

「いつになったら私たちは行動するのだ。もううんざりだ。こうして会見場で遺族にお悔やみを伝えるのはもう嫌だ」。

 

僕もまったく同感だ。

 

おわり。

 

【参考】

↓『アベプラ』はABEMAで放送されている、とても質の高い番組なのでオススメです😊ニュースはこの番組だけ見ておけばいいと思ってます!

マイケル・ムーアのドキュメンタリーは全部面白いのでオススメです🔥

 

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そのマイケル・ムーアが最も影響を受けたという原一男監督のドキュメンタリー作品『ゆきゆきて、神軍』。これはかなり衝撃作です!